2008年01月20日

TOKを買った人は残念賞 MSCI ACWI ETFが準備中

ETF Watch: January 1 – January 15 - Features
iShares New “All World” ETF … And Ex-US

Barclays Global Investors (BGI)―perhaps seeing the strong positive response to a similar filing by Northern Trust―has become the second U.S. company to file for a true “all world” ETF. BGI filed a prospectus for a new fund tied to the MSCI All Country World Index, which offers exposure to both U.S. and international stocks, including both developed and emerging markets.

iShares MSCI ACWI Index Fund (the "Fund").
米国上場のETFで、MSCI ALL Country World Indexに連動したETFが準備中です。米国においては、MSCI WORLD ETFを一つ飛ばして、先進国プラス新興国(除くフロンティア市場)のETFが出来あがる。そういうことです。

結果として、TOKは必要ありませんでした。そう考えざるをえません。MSCI ACWIに連動させる投資をするために、一つのETFでオッケーになるのです。フロンティア市場は除くとしても、市場平均インデックス連動派であれば、MSCI ACWI ETFを買うだけですべてが完結するようになります。

これはすなわち、EEMを買わなくても良くなるということです。売買手数料の節約、一つのETFに絞ることによる積立・追加投資の簡易さの追求、米国投資家の投資による取引量の増大に期待することが可能です。

TOK + TOPIX + EEM……買い付け手数料、買い付け監視銘柄、板注文の手間、納税の際の計算、MSCI ACWI ETF一個だけでオッケーに比べると、悪意の方程式が成立しています。

VEUと競合する米国以外の世界株式のETFも出るようです。BGIも商売がうまいです。日本の会社がETFを組むにしても、EEM互換、下手をすると、BRIC ETFからになるかもしれません。追いつくには、いきなりMSCI ACWI ETFを出してやっと五分に持ち込めるという厳しい展開になっています。

より最悪の展開であれば、国別ETFとか。バラした方が売買手数料が稼げますから、これはしょうがないのやも。つうか、S&P500 ETFが日本上場とかなるのかもしれませんなあ。最低投資単位が十数万円とかで。可哀想なことです。

しかし、iSharesがMSCI ACWI ETFを出すというのは、ほんとに衝撃的なことだと思います。しかも、日本でも金融庁に届け出があれば、楽天證券なりイートレード(SBIなんとかになる?)が速攻で扱ってくれることでしょう。野村、大和、日興(シティなんとかになる?)も、TOKと違って、まさか取り扱わないわけにはいかないでしょうから、大変なことだと思います。

TOKだと、なんだかんだ言って、新興国と日本はどうしよう、日本株式をMSCIで揃えるのが面倒すぎるなあ、ってなもんだったのですが、これ一個で市場平均インデックス連動派はすべて安心、フロンティアが来るまでは、というのは、かなりクリティカルです。

日本国内のETF投資環境も、いつかは追いつけるのでしょうか。まずは、MSCI KOKUSAI ETFか、エマージングインデックスの国内上場から、と、頑張ればなんとかなるかもしれません。希望的な意味で。
posted by ことばもないひと at 20:27 | 日記