2013年08月15日

無灯火自転車のアービトラージ

自転車事故で自己破産恐怖 甘くみると痛い目遭う 高額判決以来保険加入者が急増 - 政治・社会 - ZAKZAK
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20130814/dms1308141526014-n1.htm
ここしばらくでの自転車事故の高額賠償を命じた判決がまとめられています。もっとも目を引いたのは、やはり、

当時小学5年生だった少年(15)が自転車で女性(67)をはねて重い障害を負わせた事故で、神戸地裁が今年7月、少年の母親(40)に約9500万円の高額賠償命令を出して以降、自転車保険への加入者が急増している。


子供が無灯火で坂道を自転車で爆走していたら人身事故を起こして、親に請求がどーんという判決でしょう。

子供が自転車事故−9500万円支払い命令 高額賠償の現実(産経新聞) - 国内 - livedoor ニュース
http://news.livedoor.com/article/detail/7940967/
少年は無灯火では無かったけれど、ヘルメットは未着用だった。無灯火では無いにしても、時速30kmでの自転車走行をしていると、1秒で8.3mほど進みます。数年前だと、国内売りの自転車用LEDのライトもそんなに明るくなく、ブロックダイナモのクリプトン球ならなおさらしょぼいライトです。

下り坂で時速30km、1秒間に8.3m。JIS規格を満たしている10m先で400カンデラのライトの照射範囲に人間が入って、ギリギリで人がそこにいるのが分かる、回避行動を取れるかどうかは交通量など運次第です。危ない賭になります。

別の事件の女子高校生は、はなから無灯火で携帯電話を操作していて人身事故で5000万円の賠償判決がでています。少年と女子高校生の賠償額を合わせると、1億4500万円です。いま、自転車のチェーン店大手のあさひやイオンサイクルで明るいLEDライトを装備したハブダイナモ車と、ふつうのブロックダイナモライトの自転車の差額は5千円ぐらいです。数年前でも7000円ぐらいの差額でハブダイナモ車はありました。

高い方の7,000円の差額だったとしても、1億4,500万円あれば、2万セットの明るいLEDライトのハブダイナモ車が用意できています。そのハブダイナモ車だと、事故は起こらなかったかもしれません。女子高校生の場合は無灯火では無いということで、賠償額は減っていたかもしれません。被害にあわれた女性が、後ろからの光がまっすぐに自分の足下を照らすことに気が付いて、避けていたり、わずかでも回避行動を取ることができていたかもしれないわけです。

高額賠償を恐れて保険に入る、特約を付けるというのも、子供が何をするか分からないので当然と言えば当然ですが、それ以前に、明るいLEDオートライトの自転車を買い与えておけば、保険にもなりますし、夜道で事故を起こす確率も、事故を起こしてからの責任も減ります。

[製品情報・サイクルランプ・Mag Boy アット@ランプ MG-V48-H1
http://www.magnix.co.jp/pdt_cycleinfo.htm
外装式ハブダイナモ オートライト - Google 検索
と言っても、すでに自転車があるのに、LEDオートライトのハブダイナモ車を買うのはもったいないという場合には、外装式ハブダイナモのオートライトを後付けできる商品があります。これから日照時間も減ってきます。事故を減らすためにも、オートライト装備の自転車を選択するのがおすすめです。

ブロックダイナモを置き換えるだけなんとかしたい、負荷が軽ければ子供もライトを点灯してくれるだろう(無理な子は無理なんですが)、という場合は、丸善(MARUZEN) LEDブロックダイナモがお奨めです。

他にも、スポーツタイプの自転車でしょぼいライトというのは、無灯火と同じぐらい危険です。とくに、ハンドルにつける点滅するタイプのものは、前照灯としての用をなしていません。子供がクロスバイクに乗っている場合は、もうすぐモデルチェンジにあんりますが、キャットアイ(CAT EYE) ヘッドライト ECONOM Force RECHARGEABLE HL-EL540RCを買ってあげておくと、事故にあう可能性を大きく減らせます。

luxos u lumotec iq2 - Google 検索
ここ最近の上げ相場で儲けた。益出しして、子供が無灯火とかライトが暗いとかいうしょっぱい理由で事故に遭う可能性を減らしたいという場合は、最寄りの自転車屋さんで、「LUMOTEC IQ2 LUXOS Uを装備してください、ハブダイナモホイールも組んでください」と言いましょう。

ライトがだいたい2万5千円で、クロスバイク用だとホイールを組む工賃、シマノのスポーツ用ハブダイナモ、ホイール、スポーク、リムテープ、チューブ、タイヤで3万円ちょっと。だいたい、6万円で問答無用に明るいLEDオートライトを装備することが可能です。ライトとホイールは、同じ大きさのホイールで、フロントフォークが同じ幅の自転車を買えば使い回しが効きます。おぬぬめ。

http://www.youtube.com/watch?v=I1fJ6ol9KGc
こんな感じのライトです。欧州圏から通販して自分で付ける場合は、

Busch + Müller Lumotec IQ2 LUXOS U LED headlight
送料が別なので、1万6千円ぐらいかなという計算になりますが、自分で付けるのはわりと面倒です。工具無いと無理なので、ライトを買って、最寄りの自転車屋さんに持ち込みで工賃を払ってつけてもらうのがいいかもしれません。


posted by ことばもないひと at 22:47 | 日記