2007年10月24日

上証50指数との裁定取引は可能か?

現在、個人ではかぎりなく無理ですが、理論上は可能な機関が存在します。それは野村AMです。

Osaka Securities Exchange Top Page:::大阪証券取引所:::
http://www.ose.or.jp/news/0710/071024c.shtml
乖離がどれくらいかは公示されています。なにがおこるかというと、秘技「いまのうち」といわんばかりの追加設定です。

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http://www.ose.or.jp/news/0710/071024f.shtml
この時点で、すでにサヤを抜かれる準備は整っています。右から左に設定するだけで大もうけできるのですから、やらないわけがありません。現にやっています。個人は空売りもできません。 80,000 口だったものが、次の日には150,000口になるのです。乖離分はどうなるのでしょうか。薄まるだけです。薄まる分を上回る投資家の買いがあれば別ですが、その場合は、さらなる追加設定が行われるでしょう。

これとは別に、比較的簡単にサヤ抜きをできる機関が存在します。QFII(適格外国機関投資家)の機関投資家です。野村の枠が無くなれば、先に挙げた条件を満たす機関投資家が枠を融通すれば、さらなる追加設定が可能です。乖離が大きい内に設定が当初設定限度額を超えて続けば、乗った機関投資家がいるということです。

この状態がいつまで続くのかというと、
野村アセットマネジメント
投資信託ラインアップ 投資信託新商品
この信託は、以下のいずれかの運用方法により、円換算した対象株価指数に連動する投資成果を目指します。

ア. 対象株価指数(当該と表示通貨を同一に換算することで当該との連動性を有するものを含む。)に連動する投資成果を目的として発行された有価証券(「投資対象」の項の(1)から(3)に掲げるものに限る。以下「指数連動有価証券」という。)のみに投資を行なう方法。

イ. 対象株価指数に採用されている銘柄もしくは採用が決定された銘柄の株式または当該各銘柄の株価(当該株価と表示通貨を同一に換算することで当該株価との連動性を有するものを含みます。)に連動する投資成果を目的として発行された有価証券(「投資対象」の項の(1)から(3)に掲げるものに限る。以下「株価連動有価証券」という。)のみに投資を行ない、信託財産中に占める個別銘柄(当該銘柄の株価連動有価証券を含む。)の数の比率を対象株価指数における個別銘柄の時価総額構成比率から算出される数の比率に相当する比率に維持することを目的とした運用を行なう方法。

中国において、中国国内の証券市場への投資について、外国人に対する規制が行われている間は、原則としてイの方法は行ないません。


イの方法になった場合に自由な裁定機会が訪れ、サヤが抜ける乖離がなくなるまです。

短期的には、野村の追加設定余力を上回る資金流入があれば、乖離は広がるか維持できるかもしれません。しかし、ふくらんだ風船を割れば簡単に金が手に入るのですから、長続きはしないと思った方がよいでしょう。
posted by ことばもないひと at 22:24 | 日記