2007年10月23日

かんぽ生命と年金基金

インタビュー:運用の多様化推進、
株式投資はインデックス運用主体=
かんぽ生命 - goo マネー 経済ニュース

──株式などリスク資産への投資について。

 「株式投資は現在直接取引できないため、信託を経由している。金銭信託の残高(3月末現在)は元本で4.5兆円、時価で7.5兆円。そのうち、国内株式ファンドは元本で1.9兆円、時価で4.0兆円になる。金融庁から認可された場合、国内株式ファンドの一部を直接投資に切り替えていく。株式投資は最初からアクティブ運用が難しいため、インデックス運用が中心になるのではないか。運用対象の多様化は、内部体制を整備しながら、マーケット規模などに留意しながら徐々に徐々に行っていく」

 「外債の保有は高いインカムの確保が目的だ。通貨はドルやユーロ、ポンドなどで基本的にヘッジはしない。今後はバイ・アンド・ホールドを基本に通貨分散を考えていきたい」


インデックス運用、外債の基本的にはヘッジなし方針、バイ&ホールド、通貨分散という他の金融機関にとって危険な言葉が踊っています。巨大な運用資金が手堅く運用される。他の金融機関でアクティブ運用を試みるところに、大きな障害になるでしょう。

そういえば、年金基金のかなりの額もアクティブ運用が行われています。今後もアクティブ運用は続きそうです。国内債券パッシブ分は自家運用だけでもよさそうですが、やはり、そうもいかないのでしょうか。

平成18年度業務概況書
年金積立金管理運用独立行政法人

運用結果を見てビビったのは国内株式のパッシブ運用に関する以下の文です。
パッシブ運用(超過収益率+0.28%)
パッシブ運用の超過収益率プラス0.28%の要因をみると、TOPIXの浮動株指数への移行に伴う影響が大きくプラス
に寄与しました。ベンチマーク指数として採用しているTOPIXは、平成17年10月末より平成18年6月末にかけて、3
段階に分けて浮動株指数に移行されましたが、管理運用法人のファンドでは、TOPIXの移行の影響やインパクトコストに配
慮して、浮動株指数に対応する銘柄の入替えを分散して実施しました。その結果、平成18年4月から6月における管理運用法
人のファンドとTOPIXの銘柄構成に乖離が生じ、結果としてベンチマーク収益率より高い収益率が生じたものです。


年金基金がコバンザメ運用を回避する策を取った分、TOPIXをアウトパフォームしていたらしいということです。国内株式パッシブ運用の総額は14兆円を越えていますので、超過収益分も約400億円ほどになります。おそろしいことです。
posted by ことばもないひと at 18:08 | 日記