2007年10月02日

キャピタル・インターナショナルの世界株式、世界分散ファンドの内容判明

キャピタル・インターナショナル、
同社初の公募ファンド2本を10月29日設定 Reuters

キャピタル・インターナショナル・ファンド・ジャパン 
グローバル・エクイティ・ファンド(クラスC)
(ルクセンブルグ籍円建外国投資信託)

キャピタル・インターナショナル・ファンド・ジャパン 
グローバル・ボンド・ファンド(クラスCd)
(ルクセンブルグ籍円建外国投資信託)


CIF Global Equity Fund
CIF Global Bond Fund
上記の円建てファンドと、日本短期債券ファンドにキャッシュポジションを置いて運用するようです。世界分散ファンドに含まれている債券ファンドは、円込みの世界債券インデックスと変わりがないリターンです。

注意すべきは、世界債券インデックスと変わりがないと言っても、コストが0.1%以下の子ファンドにおいての運用成績が同じぐらいのリターンなだけですので、実際の投資信託で親・子ファンドの信託報酬1.3%にプラスして諸費用をさっぴかれると、インデックスをコスト分だけアンダーパフォームする世界債券ファンドということになります。

で、この仕組みは、世界株式ファンドの方でも同じです。世界株式ファンドの方のTotal expense ratioは0.04%です。チャートの部分をクリックして5年間のリターンでみるとぎりぎりMSCIワールドに勝っていますが、3年、1年だと負けています。実際の運用では、さらに信託報酬が1.6%以上、さらに諸々のコストが引かれます。その場合は、5年間のリターンでもインデックスに負けています。

また、現在の販売窓口は野村證券のみですので、買い付け時に3.15%の販売手数料も取られます。

したがって、投資家側から見て、キャピタル・インターナショナルの世界株式、世界分散ファンドには、市場のこやし以外の存在意義がないということになります。

キャピタル・インターナショナルのファンドが高いリターンを出すのは、預かり総資産が小さい時に、エマージングやスモール・マイクロキャップに投資している場合においてが多いようです。もちろん、エマージングやスモール・マイクロキャップに投資してダメな時はとことんダメなわけです。その場合、ファンドは償還されることになります。

リターンが高く、投資資金が流れ込み総資産がふくらむと、こんどはインデックス化してリターンはコスト分だけインデックスをアンダーパフォームします。キャピタルの歴史と伝統というのは、アクティブファンドの負の歴史の実践例だと言えます。

いまの日本では、米国以外の先進国スモールキャップ、新興国のスモールキャップに投資する手段が無いだけで、他はインデックス投資することが可能です。キャピタルのファンドにどうしても金をつっこみたいというのであれば、米国以外の先進国スモールキャップか新興国スモールキャップのファンドが販売された時のみにしたほうがよさそうです。
posted by ことばもないひと at 11:11 | 日記