2007年09月28日

米国投信最大手・キャピタルの投信は避けるのがおすすめ

米投信最大手キャピタル、日本に本格参入
投資信託の米最大手、キャピタル・インターナショナルが日本に本格参入する。10月中旬から野村証券を通じて個人向けに2本の投信の販売を始める。「貯蓄から投資へ」の流れを背景に、日本の投信市場の拡大傾向が続くと判断した。個人にとって購入するファンドの選択肢が増え、国内投信市場のすそ野が広がりそうだ。

 キャピタルはバンガード、フィデリティと並ぶ米3大投信会社の一角。米国では主に「アメリカンファンズ」ブランドで投信を販売しており、運用残高は6月末時点で1兆2000億ドルと、日本の投信市場全体(約68兆円)の約2倍の運用規模を誇る。


運用残高が多すぎるため、特定セクターに投資するファンド以外は、全体としてインデックス寄りの運用にならざるをえません。簡単に言うと、キャピタルの運用するファンド群自体が、インデックス、この場合は市場平均そのものになるわけです。

で、インデックスならインデックスファンドで売ってくれれば良いのですが、そんなことはまったくあり得ないというのがお約束の展開です。いまのところ、販売が決定しているのは、野村證券の窓口だけというのも、もう、はめこみ展開というか、いったい、どの口が「個人にとって購入するファンドの選択肢が増え」「国内投信市場のすそ野が広がりそう」と言うのかという感じです。

American Funds Mutual Funds - Fund Family Snapshot
http://quicktake.morningstar.com/FundFamily/Snapshot.asp?Country=USA&Symbol=10139

Vanguard Mutual Funds - Fund Family Snapshot
http://quicktake.morningstar.com/FundFamily/Snapshot.asp?Country=USA&Symbol=10740

でかければ良いというものではないのがファンド会社の比較で、American FundsとVanguardを見ると、一発で理解できます。「あれ? American Fundsの平均値の方が上じゃん?」と思ったあなたは、油断しないようにしましょう。

差は、ドメステイックとインターナショナルの投資割合がもたらしたものです。ドル安ユーロ高分と思って差し支えありません。インターナショナルの数値が大きい(そして、債券の割合が小さい)American Fundsが有利に見えるだけです。

Funds By American Funds: Mutual Funds Center - Yahoo! Finance
http://biz.yahoo.com/p/fam/american_funds.html
American Fundsの世界株式ファンドでリターン上位のファンド(フロントロードが軒並み5.75%)をmorning starで調べると、いずれもETFのEFAに近似したリターンとあいなっております。したがって、EFAかMSCIコクサイに連動するインデックスファンドを買っていた方がマシという結論にたどりつくことができます。

幸い、現時点では野村の窓口に行かないと売りつけられることはないようです。のこのこと、野村の窓口という名の鴨撃ち場に近寄らないように気をつけましょう。
posted by ことばもないひと at 13:49 | 日記