2007年06月22日

iShares S&P Global 100 Index IOO のすこし詳しい解説

http://www.ishares.com/fund_info/detail.jhtml?symbol=IOO
iShares S&P Global 100 Index Report IOO Snapshot

検索でIOOのことを求めて、このサイトにたどり着く人が少なからずいらっしゃるので、分かる範囲で解説してみます。iSharesの公式サイトでのIOO解説ページに行くには認証画面を経なくてはなりませんが、登録せずに個人投資家のところをクリックすればたどり着けます。

IOOはStandard & Poor's Global 100 Indexに連動するパッシブ運用のETFです。これから先、アクティブ運用のETFが出てくるかもしれませんが、IOOはパッシブで間違いありません。リンク先の公式ページにファクトシートがあります。

モーニングスターの分類ではWorld Stockに分類され、主な投資先は大型バリュー株式になっています。これは、一つのETFで世界大型バリュー投資が可能であるということです。しかし、より正確には世界超大型株式でバリューがメインなETFです。

時価総額が世界でもっとも大きい銘柄(一応、新興国銘柄は除くもサムスンなども含まれています)を、上から100個ほど組入れています。LargeでなくGiantが95.96%をしめています。

iShares S&P Global 100 Index Report IOO Portfolio
iShares S&P Global 100 Index Fund (IOO): Holdings
日本株も含まれています。MSCI KOKUSAIではなく、MSCI WORLDをベンチマークにするべきETFです。IWRD.LとIOOの2年比較チャート(分配金含まず)です。世界市場はバリュー相場でしたので、大型バリューに分類されているIOOがアウトパフォームしています。モーニングスターでは、EAFEにタコられていますが、これはユーロ高と円・ドル安のせいでもあります。

iShares S&P Global 100 Index Report IOO Tax Analysis
IOOで特筆すべきは、回転率の低さです。DIAのように0%とまでは行きませんが、一桁前半をキープしています。これはS&Pの銘柄入れ替えが少ないためでもあります。税コスト効率の良さではカテゴリでトップです。配当利回りは約2%ほどです。実際の分配も年に1回で少なめです。

全体的に、変動幅は少なめで、その分リスクプレミアムも減ります。しかし、安定していた方が良い、ある程度の国際分散とインフレヘッジが可能で長期ホールドしておく分には悪くないETFだと思います。含まれている銘柄が世界的に有名な銘柄ばかりで、安心感もあるでしょう。その安心感がリターンを生み出すかというと、そうでも無いわけですが、少なくとも、ここ2年間はMSCI WORLDをアウトパフォームしており、税コストも低いわけです。

ドルベースで、より変動幅が少なく毎月分配がいいというのであればDIAがおすすめです。そのDIAとVIVAXやIVEその他のと比較チャートです。ドルベースのチャートですので、IOOには為替変動も加わっています。IVEが抜け出して見えるので入れない方が良かったかも。

円高が来た時には、円ベースでのダメージが少し減るETFとポジティブに捉えることも可能です。セクター別のETFともいずれ比較したいと思います。
posted by ことばもないひと at 22:47 | 日記