2007年06月19日

年金運用資金からかっぱげ! ETFの投資家からもかっぱげ! Russell/Nomura Small Cap Core ETFが日本市場で上場する鴨(かも)しれません

【ETF】株価指数連動型上場投信 3
892 名前: 名無しさん@お金いっぱい。 投稿日: 2007/06/18(月) 13:00:43.52 ID:gkqPy7cEO
FSAのパブコメでラッセルノムラ小型株指数のETF指定が出ていました。
取り急ぎ、情報まで。


よく見ると、Russell/Nomura Small Cap Coreの方ですが、日本の小型株ETFが上場するかもしれません。

投資信託及び投資法人に関す:金融庁
http://www.fsa.go.jp/news/18/syouken/20070615-1.html

概要
投資信託は原則金銭信託でなければならないとされているところ、例外として金融庁長官が指定する株価指数に連動する現物出資型の上場投資信託(いわゆるETF)については投資信託として認められている。本告示案は、金融庁長官が指定する当該株価指数としてRussell/Nomura Small Cap Coreインデックスを加えるものである。


えー、日本のみなさまの年金が小型株でも運用されることになりました。じゃあ、その金をいただきましょうETFと言えば購買意欲がそそられるでしょうか。しかし、うかつに手を出すと鴨撃ちされるのがおんどれらというのが日本の証券市場の現状です。

そもそも、今回、パブリックコメントが募集されているETFについての特徴を知らなくてはなりません。最大の問題点としては、上でも下でも揺さぶられて金を分捕られる点にあります。上下で揺さぶられるとはどういうことか? そもそも、なぜ野村證券がRussell/Nomura Small CapでなくRussell/Nomura Small Cap CoreをETF化しようとしているのか?

Russell/Nomura 日本株インデックス一覧 (Russell.com)

■ Russell/Nomura Small Cap インデックス
Russell/Nomura Total Market インデックス時価総額下位銘柄からなり、全時価総額の約15%を占めます。
Russell/Nomura Total MarketインデックスからLarge Capインデックスを構成する銘柄を除外した銘柄から構成されます。2006年12月末現在採用銘柄数は1,350銘柄。

■ Russell/Nomura Small Cap Core インデックス
Russell/Nomura Small Capインデックス(Total Marketインデックスの浮動株修正時価総額下位15%で構成)の上位3分の2の銘柄(2006年12月末現在で採用銘柄数は450銘柄)で構成されています。


分かる人には、これだけで分かって貰えます。米国でもあるラッセル指数の問題点が、そのまま日本に移植されているのです。しかも、わざわざ問題点を増やす細工が施されて。

単純なスモールキャップであれば、その下にある銘柄はトータルストックマーケットインデックスから除外されている時価総額が極めて小さい(上位98%の下)、そして、問題のある銘柄がほとんどになります。仕手銘柄中の仕手銘柄、一円抜きして遊ぶ銘柄などです。時価総額で判断する投資適格の事実上の底の部分が、スモールキャップインデックス銘柄です。そのスモールキャップの中に、内部でさらにマイクロキャップ銘柄の分類があります。

ラージキャップ
>ミッドキャップ
>スモールキャップ

スモールキャップを分けると

スモールキャップ=(スモールキャップコア+マイクロキャップ)

で、ミッドキャップとスモールキャップの境目、スモールキャップコアとマイクロキャップの境目で、揺さぶられる現象がおきます。スモールキャップ銘柄の事業がうまくいくと、時価総額も大きくなり、スモールキャップインデックスから離れます。逆に、スモールキャップ銘柄に逆転され、ミッドキャップから落ちてくる銘柄も出てきます。下では、スモールコアとスモールの境界線上にあるマイクロキャップ銘柄が存在します。マイクロからスモールコアに上がる銘柄と逆にマイクロに落ちる銘柄で揺さぶられるのです。

表で見てもらうと一発で理解してもらうことが可能です。
http://www.russell.com/JP/Index/Japanese_equity_index/RNJP_Index_structure.asp

境界線部分で恣意的な介入の余地が生まれます。つまり、コバンザメ投資法問題が、毎年発生するという悪夢です。しかも、上と下の両方で。トドメとして、銘柄入れ替えの決定権は野村證券さまがひとりでお握りになっています。証券自己売買部門の鴨撃ちぱんぱん劇場が始まらない保証がどこにあるのでしょうか。

米国ではラッセル指数の機械的な銘柄入れ替え問題はあまねく知れ渡っており、コバンザメ投資に対する防御策が毎年毎年更新されながら実施されています。ブログでも「今年もあれだ、ラッセル指数の入れ替えが始まったゼー、雨に濡れるなよ(w」ってなもんです。以下はその記事です。
Breaking News - Russell Rebalance Begins;
Adding Buffer Zones


アメリカにおいては、分かり切ってあくびが出るレベルの問題ですので、米国市場に上場している日本小型株のETFは、せめて下で揺さぶられる事のないRussell/Nomura Small Cap Japanインデックスに連動するETFが上場となっています。

SSgA ETF: SPDR Russell/Nomura Small Cap Japan,
JSC - Fund Detail
http://ssgafunds.com/etf/fund/etf_detail_JSC.jsp

日本では、バレないとでも思っているのか、Russell/Nomura Small Cap Core インデックス連動のETFになっています。米国ではスモールキャップ、日本ではスモールコアETF、ある意味、素晴らしいガッツだと思います。

いまさら野村證券に要望を送っても無駄でしょう。野村は自己の分析でも、小型株効果を認識しています(8ページ)。わかっていて、わざわざマイクロキャップを外すのです。米国では組入れているETFが上場しているのに。

せめて、なにがしかのValueインデックス連動のETFを、ラッセルにお願いしていきたいと思います。金融庁の心ある担当者がメールを受け取ってくれるかもしれませんので、パブコメにもメールを送ります。いや、しかし、バリューETFは、大和でも出すことが可能ですので、大和にがんばってほしいものです。

大和日本株インデックス(DSI)について
http://www.dir.co.jp/dsi2/about/j100about.html

日本株のバリューETFが上場されるならば、そのETFを、心から応援して投資して宣伝したいものです。
posted by ことばもないひと at 13:58 | 日記