2007年06月14日

ブラックロック・グローバル・フレキシブル・バランス・ファンド 日本国内で海外のヘッジファンドに金を突っ込むぐらいなら、これをおすすめ

ブラックロック・グローバル・フレキシブル・バランス・ファンド
GLOBAL ALLOCATION BALANCE FUND
BlackRock Global Allocation Fund

最初は論難しようと思っていましたが、色々と調べていると、ブラックロック・グローバル・フレキシブル・バランス・ファンドはかなり良いバランスファンドであることが分かりました。しかし、難点もありますので、Mutual FundsのMDLOXと比較しつつ見ていきたいと思います。ブラックロックとメリルリンチは統合しましたので、MDLOXが比較対象のMutual Fundsです。

最初に難点を挙げます。販売用のペーパーを見比べると、錯誤誘導のオンパレードです。日本で販売する際には、まともな表示はいらねえと考えているとしか思えません。ブラックロックの他の投資信託のマンスリーレポートでは、混合ベンチマークを表示しているため、これは、日本国内販売担当者の悪さのようです。

ブラックロック・メリルリンチに限らず、混合ベンチマークを表示していない投信会社はたくさんあります。そのような投信会社には、こつこつと混合ベンチマークの表示を要求していきたい次第です。(あわせて当局にも要望を出していかないと実効性はありません)

ブラックロク・メリルリンチをかばうわけではありませんが、最近、当局からヤキを入れられた三菱なんとか系で糖蜜がメインで販売していた投信だと、そもそもベンチマークを表示しないという、思わず失笑してしまう金融商品もあります。外資系の方が投資家に優しいという逆転現象も国内では見ることができます。

MDLOXの詳細を見ていくと、モーニングスターではWorld Allocationに分類されています。これは米国内外の株式と債券やそれ以外の金融商品に投資する分野です。
BlackRock Global Allocation A MDLOX
日本とエクスペンスレシオが違いますが、そこは、まあ、VWINXでもマネックスが0.6%の管理料を徴収していますので、米国と同じファンドでも日本で売るときは0.6%ぐらい上乗せ、表向き為替手数料がかからず、さらには分配金の再投資ができるなら、もうちょっと上乗せというのは理解できる数値です。

カテゴリ内での成績は、個人投資家が小口で買える中では5年リターンでトップ10に入っています。カテゴリは違いますが、日本では入手できないVanguardのVWELXよりもはるかに上のリターンです。VIVAXとOAKGXはさらに上ですが、OAKGXは新規客の投資ができません。

販売手数料の最大が3.15%というのは、日本向けのディスカウントのようです。ランニングコストが安い方がいいのですが、やむをえない部分もあると想像に難くありません。

http://www.blackrock.co.jp/
今後も、日本においても、ブラックロックとメリルリンチと合併の影響が良い方向に働くようお祈りしています。アーメソ。

下手なヘッジファンンドよりもおすすめというのは、メリルリンチ・ファクター・インデックスと比較した結果からです。
http://www.bloomberg.com/apps/cbuilder?ticker1=MLEIFCTR:IND
MDLOXと打ち込んで5年での比較表示をすると、分配金落ちが激しいにもかかわらず、MDLOXが大幅に上回っています。恣意的なグラフも表示させておきます。VIVAXとOAKGXも入れています。分配金落ちは考慮されていません。垂直落下が分配金落ちです。税引き前分配金再投資のトータルリターンはモーニングスターでひとつよろすこお願いします。

20070614.002.Jpg
なお、心が強くボラに耐えられるなら、ランニングコストの安い株式インデックスファンドに一括投資して放置かドルコストがいいのは言うまでもありません。

ブラックロック・グローバル・フレキシブル・バランスファンドは、Eトレードでは販売手数料が1.05%ですが口数投資のみで、自動再投資は無理のようです。投信スーパーセンターだと自動再投資が基本なので、投信スーパーセンターでの販売があればそちらがおすすめです。

さらに、VTV+EFVなどが日本国内で投資可能になれば、ETFのコンボの方がより好ましいです。
posted by ことばもないひと at 14:27 | 日記