2011年02月01日

S&P500とトータルストックマーケットはどっちがいいのか

運用状況|セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド|投資信託ならセゾン投信
米国株式がS&P500のバランスファンドで、なぜかバンガードの名前が冠されているのは、中身がバンガードのファンドだから。ただし、アイルランド籍。いくつかの問題があるのですが、分かりやすいのは、繰り返しになりますが、米国株式部分がS&P500(トータルリターン)ものであることです。S&P500は米国の大型中型株式で、小型株は含まれていません。欧州株式やパシフィック、新興国株式でも小型株が入っていません。

小型株効果 - Google 検索
したがって、小型化効果を捨てることになります。チャールズ・エリス教授の、敗者のゲーム、バートン・マルキール教授のウォール街のランダム・ウォーカー、ボーグルの著書やコラムでも、トータルストックマーケットの方が良さそうだと書かれています。旗艦ファンドにVFINXがあるので、そうはっきりと書かれているわけではありませんが、小型株はどうだとか、全体の売買回転率をおさえるためには市場全部を所有するなど、まあ、トータルストックマーケット押しなのは間違いありません。エリス教授の場合は、大型株ファンドはS&P500でなく、米国大型株式ファンドを所有していました。いま保有しているかどうかは分りません。

小型株効果を捨てた長期投資の場合にどうなるかというと

Vanguard 500 Index Investor (VFINX) Fund Performance and Returns
Vanguard Total Stock Mkt Idx Inv (VTSMX) Fund Performance and Returns
15年で差が出ています。アイルランド籍のS&P500ファンドの場合は、もうちょっと信託報酬が高いため、差はそれがのっかってきます。想定している投資期間が20や30年超の場合は、さらに差が広がります。ただ、下げている相場だと差は縮まります。逆に上げ相場だと差は開きます。

Vanguard Small Cap Index Inv (NAESX) Fund Performance and Returns
小型株だけに投資したい場合は、VB+VSSという技が有効です。ただし、積み立てが困難です。安い時だけ、長期の移動平均線より下の時だけ買うという技を根気よく使えればよいのですが、それだと数年間買い場が無いとかになることもあります。

ほかにも国内売りのインデックスファンドが採用している、MSCI KOKUSAIやALL WORLD、新興国インデックスにも小型株は含まれていません。VanguardもVXUS ETFを用意していますので、国内売りがあればVTI+VXUSで小型株をおさえることができます。

しかし、いまから世界の小型株をポートフォリオに追加するには、世界小型株インデックスファンドが望ましいでしょう。くれ。

さらにいうと、世界小型割安株インデックスファンドがいいのですが、まずは、世界小型株インデックスファンドからというのが、正しい順序です。
posted by ことばもないひと at 00:03 | 日記