2006年02月28日

確定拠出年金制度(401k)の今後

401kというのは、そもそもアメリカの制度だったわけです。その401kを、何で日本で導入することになったのでしょう。そして、この先、401kがどうなっていくのでしょうか。実は、上記二つの疑問に対する答えを知ることが簡単に出来ます。

何で401kを導入することになったの?
この先、401kはどうなっていくの?

答えは、以下のサイトにあります。

在日米国大使館にある米国政府要望書です。米国に要望されたので確定拠出年金制度を導入し、要望に従って制度の改革が進められていきます。途中の進捗報告も行われています。

ファクトシート 日米間の規制改革及び競争政策
イニシアティブに関する日米両首脳への第4回報告書


規制緩和するところは利益率が低下する場合が多々あるので、直接の株式購入についても参考になります。が、ここは401k関連のところだけ広い読み。まず、進捗報告から

確定給付年金を提供してない会社の被雇用者のために、個人型確定拠出年金の拠出限度額を引き上げている。


個人型の拠出限度額は月額一万八千円に引き上げられました。

確定拠出年金の利用を促進するために、期日前解約要件の緩和や確定拠出年金についての公教育プログラムの実施など、他の手段を講じている。これらの取り組みは、確定拠出年金の利用の促進を通じて、個人投資を奨励し、そして労働力移動を容易にさせる。(日本政府は投資家教育の取り組みや、拠出限度額のさらなる引き上げやその他の改革により、確定拠出年金をより魅力的な退職金積立制度の選択肢とするよう検討している。)


教育制度の導入がなされ、確定拠出年金からの途中での解約がやりやすくなりました。

401kが、これからどうなっていくかについてを米国政府要望書から予想します。

確定拠出年金:
非課税拠出限度額の引き上げ、被雇用者拠出を認めること、制限付きで積立金へ早期のアクセスの提供などの手段を通じて個人型と企業型確定拠出年金プログラムの利用拡大を促進させる。


書いてあることそのままなんですが、アメリカの401k制度を知らないとよくわからないようになっています。要はアメリカの制度に準じるものにしろと言っているようです。

企業型での被雇用者側からの追加積立金を出せるようにする。
積立金を担保に低利で融資(借金)が出来るようにする。
個人型もこれに準じたことが出来るようにする。

アメリカではroth401kの導入(ロスは議員の名前)がありましたので、えーと、日本だとどう訳されるのかわかりませんので、ロス401kに準じた制度になることが予想されます。

積立金を担保にして融資が受けられるというのは、いずれ導入されることになるでしょう。あとは、ロスと付く401kになるのかどうか、ロスと名が付くことによりどう違うのか?

同じく、ロスと名の付く、IRAとロスIRAでの違いは、積み立て時に非課税だけど引き出し時に課税(IRA)、積み立て時に課税されるけど引き出し時に非課税(ロスIRA)、という感じです。(おおざっぱすぎ)

課税に関しては、現在、日本の401kにおいては、個人の積み立て金に対する特別法人税が存在しています。今のところ凍結されているだけです。これはアメリカの401kにはありません。ロス401kでも積立金全体への課税はありません。

ですので、アメリカ大使館にメールで訴えるべきは、特別法人税の廃止、もしくは、特別法人税を課税する場合は、引き出し時の課税を撤廃するよう日本政府に働きかけることが正しい道なのでよろすこということでしょう。

日本における401kの改善については、メールを送るべきは、日本政府でなく、アメリカ大使館の日本語が読める人か、アメリカのロス議員への(英語での)メールです。
posted by ことばもないひと at 22:44 | 日記