2007年05月08日

ジェレミー・シーゲルのコラム更新 The Bullish Case for Stocks 雄牛(ブル・強気)の株式相場でがんすー

The Bullish Case for Stocks
シーゲルせんせいのyahooにおけるコラムが更新されています。内容的には一言で表すなら「ブル北浜ならぬ、ブル・シーゲル」です。シーゲル先生は、最近は、どうも配当でなくて収益が気になりだしたようすです。変形(カスタム)バリュー投資推奨から、変形グロース投資もありだね! になっている模様。機を見るに敏、さすがとしか言いようがありません。

「ロングラン」から「株式投資の未来」にかけては「S&P500インデックスファンドがおすすめなんじゃよー」、「株式投資の未来」では「やっぱ、配当が高い銘柄保有で配当再投資がいいかな?」、「株式投資の未来」から現時点では「うーん、やっぱり収益も大事ですたーい」という具合でしょうか。シーゲル理論は宇宙が膨張するように成長しているッッッ!! なんて迷惑な。

これは、WisdomTreeETFにも現れています。バリュー相場もグロース相場もどっちもとったる品揃えですという気概です。多分、WisdomTreeのチェアマンであるマイケル・スタインハルトに影響されたものと思われます。スタインハルトは、小型株と債券で高いリターンをもたらし、伝説的なヘッジファンドの運用者として名を馳せました。「会社も潰れかけだし、どうせETFやるなら俺の得意な(得意だった)小型株ETFもやろうぜ! あと、俺の持ってる小型株をETF組成の現物株として提供するぜ!」そんな乗りだったに違いありません。いつかの時点で債券も組み込んだETFが出てくるかも。

このシーゲルの最近の変化、進化、環境への対応は、「PER(株価収益率)ってさー、株価が下がっても下がるけどー、最近、気がついたのはー、収益があがっても、PERは下がるってことなんだよねー、テークーノー」ということなのやも。

さらにいうと、セクターについての発言もしぼんでいます。これは、WisdmTreeのETFは現時点で高いリターンをもたらしているものの、株式投資の未来でちょっとアレなセクター扱いをした金融セクターが高いリターンをもたらしている影響があったりしたら嫌な話です。

配当優良だから(それ以外は超リスキー)と組入れたPCUの割合が、爆上げに伴い多くの割合を占めるようになったり(下の方のTOP HOLDINGSを参照)と、現実はシーゲル先生の予想の上を行きまくっています。なんでこんな、シクリカル、それもディープ・シクリカル寄りな銘柄が保有割合でトップに来てしまったのか。時の運としかいいようありません。

一応、中段と後半部分で、なんで高値更新したのかと、これからも強気でいられるかの説明がされています。米国企業の海外での収益が増えたこと、株式取引コストの低下、それにともなう流動性の増加は、株式投資の未来で語っていたグローバル・ソリューションを彷彿とさせます。最後に不動産投資に対して「株式のほうが儲かりんぐwwwww」と、さくっとケチを付ける当たりも素晴らしい手際です。

そういえば、今年最初に株式が暴落した際のコラムでも株式に対しては強気でした。株式に対して強気なのは一貫していたわけです。色々とネタ混じりでコラムの感想を書きましたが、株式に対しての強気が維持される限り、シーゲル先生のコラムを信じていこうと思います。でも、次の著作が怖いです。
posted by ことばもないひと at 13:31 | 日記