2006年11月18日

ランダム・ウォーカー 第9版



ランダム・ウォーカー 株式投資不滅の真理 第9版が来年1月22日に出版されるようです。amazon.comだと予価$19.77。邦訳を待ってもいいし、原書で読むことに挑戦してもいいかなと思っています。

Editorial Reviewsを見ると、今回は、行動経済学(行動ファイナンス)に新しく一章が割かれるようです。毎月分配型についての罠が心理的に解説されるのかもしれません。以前の版にもありましたが、名目上の利回りと、インフレの影響を引いた後の利回りについての解説も、行動経済学のお約束として増えるでしょう。他は、損切りや塩漬けについての心理学的な解説も付け加えてくるのかもしれません。

債券もので毎月分配を唄っており、預かり資産総額で急速に伸び、ヘタをするとマルキール教授が取締役でもあるバンガードのトップ投信の預かり資産総額をぶち抜きかねないグローバル・ソブリン・毎月分配型、通称・グロソブについての有り難いお話があると、笑えたり、笑えなかったりします。

持ち家、保険、REIT、金や銀についての記述もあるようです。行動経済学がらみでは、いらない保険の特約や、免責額を引き上げることについての記述が出てくるかもしれません。

金、銀に関しては、ETFのSLVGLDについての記述が出てくることが予想されます。チューリップの球根については以前の版に書かれていましたが収集家向けの収集物についても書かれるようです。

保険に関しては、保険業法の改正が無い限り、日本人では外国の保険会社の保険には入ることができません。あまり関係が無いように思われるかもしれませんが、日米欧その他ともに長期保険の場合は、個人が出した金で保険会社が長期国債を購入して手数料を抜くという方式は変わりないようですので、国債かっとくか、インデックスファンドをドルコストしとけやという話になるのかもしれません。これは、マルキール教授の話を見てみたいです。

IRAや401k、その他の退職プランについても、新規での解説があると思われます。日本での導入も期待したくなります。現在の米国の退職勘定についての最新情報は、

INVESTOPEDIA List of Retirement Terms

で概要を見ることができます。401k,403b,412i,457planと、対象が拡大しています。9版でも語られることになるでしょう。日本の401kについても話がでるかどうかは見てみたいところです。

コレクターの収集物については、流動性リスクという点では失格だけれど、妙味があると判断しているのか不味いと思っているのかが書かれるかもしれません。チューリップの球根は論外として、ホビーの王様、切手や日本の根付けなんかにも話がおよぶといいなと期待してみたりもできます。まあ、厳しい話が出てくるとは思いますが。

なんにせよ、日本の現状をマルキール教授にメールでせっせと送りたい感じではありますが、第9版には間に合わないことは確定しています。ペイパーバック版になる際や、第10版に間に合えとばかり

「テメーが取り締まり役をやっている会社(vanguard)のVFINXの預かり資産総額が抜かれること確定っぽい、(しかも相手はアクティブwwww債券モノ投信かつ毎月分配型投信で日本国内販売のみ)ことについては、ねぇ、どう思う、どう思うwwwww?」

と、クマーのAA付きで煽り気味に聞いてみたら、面白いかもしれません。(マルキール教授は、マルキールステップで反撃した!)

VFINXは、まだまだ兆円単位で差はありますが、実際にグロソブに抜かれかねないのが怖いところです。いや、ほんとに。マルキール教授も無視できないと思うわけです。
posted by ことばもないひと at 12:00 | 日記