2008年07月15日

無理を通してトリプルAと書いてみたい

Bloomberg.com: Worldwide
Fannie Plan a `Disaster' to Rogers;
Goldman Says Sell (Update3)

インフレを収めるには金利引き上げがセオリーだけど、景気対策もあるんで金利が引き上げられない場合はどうすれば? という問いに答えがでるかもしれません。

FRBが引き上げたり、引き下げたりできるのは短期金利です。長期金利は市場で決まります。長期金利の指標は、米国十年債です。

いまはインフレで長期債の価値は、短期では沈むはずですが、景気の悪化が見込まれており、安全資産である米国債に金が集まっています。債券価格は上昇、金利は下がります。金利低下は、ドル安につながり、目下の所進行中のインフレによくありません。

FRBが操作できないはずの長期金利を一気に上げて、インフレを根こそぎする方法が存在します。日本の米国債券売りでも構いませんが、債券価格を簡単に下落させるには、格付けを落とせばいいのです。インフレ以外も根こそぎ。

米国債 トリプルA - Google 検索
もっとも、米国債がトリプルAを失うというのは、どうもできそもうないわけです。しかし、維持するにも無理がある気がします。ファニーメイの債券のトリプルA維持も無理のような気がします。それを、やると言う。

トリプルA死守を放棄すれば、長期で混乱するかもしれませんが、その分、長期金利の利回りは高くなり、これまでの矛盾のツケ払いができるかもしれません。

米国債がトリプルA陥落すれば、ポンドのように、ドルが殺人許可証を持つ通貨になって、為替トレーダーは愉快な日々をすごせそう。

実際には、米国債のトリプルA剥奪は無理と分かっていても、他にどこでオチをつけるつもりなのかが見えてきません。かたっぱしから国有化で国民負担オチになりそう。どこかで見た道です。日本国債はトリプルAじゃなくなったけれど。
posted by ことばもないひと at 01:15 | 日記