2008年06月28日

VTとACWIはどっちがいいか

VTとACWI。連動するインデックスが違いますが、投資対象・分散具合からすると、ほぼ同じ動きになります。で、VT、ACWIをどっちにしようかと比べる場合は、短期でなく長期投資の可能性が高いわけです。

となれば、あとはコストの安い方で、運用がサンプリング法でなく、完全法に近いものが望ましいです。というわけで、VT。

Bloomberg.com: Investment Tools
The FTSE World Index FTWI01:IND
The MSCI AC World Index MXWD:IND
インデックスの動きをチェックできます。

20080628.001.Jpg
5年比較でも有意な差は見られません。これはインデックスの動きですので、実際のVTとACWIはまた違います。しかし、インデックスに連動する可能性が、より高いのは、コストが低いVanguardのVTの方です。何もしなくても、0.1%の有利さがあります。

iShares MSCI ACWI Index Fund (ACWI): Overview
Vanguard Total World Stock ETF Overview
取引時のプレミアム/ディスカウントは、さすがにACWIに一日の長があります。ACWIは保有銘柄数が現時点では700と分かっていますが、VTの方はまだ分かりません。もっとも、Vanguardの伝統はかぎりなく完全法に近いと分かっています。

乱高下する場合は、保有銘柄数が多い方がインデックスに連動する可能性が高まります。

Vanguard - Fund Holdings VTI
Vanguard - Fund Holdings VTSMX
Vanguard - Fund Holdings VWO
保有銘柄数 825
iShares MSCI Emerging Markets Index Fund (EEM): Holdings
保有銘柄数 361

インデックスは926銘柄です。VWOとEEMの場合、買うならVWOです。

運用会社による、運用方法の伝統というか社内の文化はそうそう変わりませんので、VTも保有銘柄が公開されるようになれば、700ということは無いはずです。というわけで、VTとACWIならVTという結論になります。

問題点としては、VTは、Vanguard一筋の投資家がVTIをすでに保有している場合は、VTIからの乗り換えは期待しにくいことがあります。小型株が含まれていないからと、米国投資家のカントリーバイアスのためです。

新規でのポートフォリオ組み入れはあるかもしれませんが、VTSMXからVTIに乗り換え・公式サービスの移管を使ってホールドのような現象はあまり期待できません。

VTは、日本での取り扱いがあれば、じわじわと人気を博すかもしれません。

あとは、グローバル小型株ETFやグローバルバリューETFがくるかどうかです。

MSCI WORLD SMALL CAP MXWOSC:IND
ほんとうに長期投資なら、小型株全力でもいいわけです。世界の小型株に投資するETFも、いずれ出てくることでしょう。米国のみなら、VanguardのETFでもうすぐくるかもしれません。VG。iSharesのSCZは日本国内証券で投資できるようになるのかどうかは分かりません。
posted by ことばもないひと at 20:30 | 日記