2008年02月29日

いまだにサブプライムの損失を隠している悪い子は誰かにゃー?

Japan is the next sub-prime flashpoint - Telegraph

わが国の預金取扱金融機関の
サブプライム関連商品の保有額等について:金融庁
http://www.fsa.go.jp/news/19/ginkou/20080213-2.html

Japan's Banks: Immune to Subprime Pain?
邦銀のサブプライム損失は小さすぎる? (BusinessWeek)
:NBonline(日経ビジネス オンライン)


なんか、サブプライム証券の発行額に対して、発表されている損失額が小さすぎるという話です。で、誰かがダマテン決め込んでるけど、それはどこのどいつやっちゅーことが書かれています。

金融庁から発表があったのに信用されず、「損失をないないしているヤツ? 邦銀じゃろ!」と最近言われてました。

そもそも、隠蔽されている巨大な損失がほんとにあるのかどうかってなところから疑いたいのですが、やっぱり、誰か隠しているゼ! ってな前提で話をした方が盛り上がります。徳川埋蔵金と同じ理屈です。

で、ここに来て、米国保険最大手AIGが巨額の損失をゲロりました。しかし、サブプライム証券へ直接投資してできた損失ではありませんでした。

AIG: Summary for AMER INTL GROUP INC - Yahoo! Finance
http://finance.yahoo.com/q?s=aig
AIG: - American International Group, Inc.
http://finance.google.com/finance?client=ob&q=AIG
AIG、10−12月期は評価損計上などで赤字転落
 ニューヨーク(ウォール・ストリート・ジャーナル)米保険大手アメリカン・インターナショナル・グループ(NYSE:AIG)が28日発表した2007 年10−12月期決算は、住宅ローンに関連した信用リスクを移転させるためのクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)の評価損を税引き前で111億 2000万ドル計上したことなどから赤字に転落した。

債務不履行したときにはお金払うから、不履行しない間は保険料金ちょうだい戦術が破綻してこんな額になったというのが、クレジット・デフォルト・スワップの失敗です。その額がでかいのはすごいです。

突き詰めると、モノラインとやっていたことは同じです。ちゅうか、マルチラインの一部門が焦がしただけです。体力あるのでつぶれないよ、でも、損失は今後もっとでるよ! 素直に歌うAIGはホンボシではありませんでした。

すると、やはり、邦銀が損玉を密かに抱え込んでいるのでしょうか? それとも、金融庁が今回はあえてスルーした、AIGと同じ日本の保険屋が抱え込んでいるのでしょうか。昨年の調査では、日本の保険業界のサブプライム証券への直接的な投資はゼロでした。そこから状況が変わっているかもしれません。

しかし、損失が隠されているとしたら、もっともあやしい大口は別にいます。ここ最近は、儲けていた大口機関投資家で、損玉を抱え込み、しらばっくれても監査が及ばず、サブプライム証券を売っていた投資銀行と密接な関係を持ち、もっとも大事なことですが、隠蔽の動機が十分ある機関投資家……

SWF、ソブリン・ウェルス・ファンド、およびイスラム銀行が、存在するとすれば、残りのサブプライム証券のでかい部分を保有していると考えています。イスラム系の政府ファンドが投資銀行の救済に回らざるを得なかったのは、損失が表面化すると不味いから、そう吹かしを入れたいわけです。

イスラム銀行 - Wikipedia
イスラム法では、利子は駄目でも利潤は許されます。サブプライムローンをパッケージ化してムダーラバ転して、あっちこちのイスラム世界にねじ込む。

「がんばって働いて家を買いたいという人への出資で、働いた人が家を買えた暁には、元本プラスアルファが戻ってくる。これは貸し付けで利子でなく、投資で利潤です」

イスラムがらみの金は、解釈は厳格でないものの、シャリーア評議会のお墨付きを取って金を突っ込むことになります。で、いま絶賛焦げ付き中。

利子じゃなくて利潤が得られる。そう売り込み先の投資銀行から営業されれば、シャリーア評議会もなんとか認証するでしょう。じゃあ、その認証したものが焦げ付いて、しかも、実は、住宅ローンを担保とした証券、つまりは禁じられている金利払いのものでした。そういう都合の悪いことが明るみに出てくる。これは避けたい。

というわけで、サブプライムの悪い情報が出てくるなら、次はイスラム世界からでは無いかと思います。イスラム系だと、当事者は悪い情報は出さないで墓まで持って行かないとダメっぽいので、正誤が分からないのも、適当な投稿を仕上げるにあたってのポイントです。
posted by ことばもないひと at 18:17 | 日記